霊山歴史館
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    【新収蔵】近藤 勇所用刀 「阿州吉川六郎源祐芳」
        春の特別展「幕末志士群像 新収蔵品展」第2期、3月22日から展示
 
 

 霊山歴史館では、このほど新選組局長・近藤勇の所用刀 「阿州吉川六郎源祐芳(あしゅうきっかわろくろう みなもとのすけよし)」を新たに収蔵しました。3月22日(水)から始まる春の特別展「幕末志士群像 新収蔵品展」第2期から展示します。

 「阿州吉川六郎源祐芳」は、近藤勇の首級が京都の三条河原に晒された際、下僕がその首と一緒に会津に持ち去ったと伝わる近藤の愛刀。刃長は75.5cm、銘から慶応元年(1865)8月に作刀されたものとわかります。刃紋は直刃(すぐは)で、見るからに武用刀。出来は土方の愛刀「大和守源秀國」とそっくりで、いかにも新選組が好みそうな実戦用の刀になっています。鎺(はばき=刀身を固定するための金具)は銀無垢で、下級武士が使う素銅(すあか)製ではなく、旗本クラスの佩刀と見ることができます。

                       「阿州吉川六郎源祐芳」

この刀の伝来覚書には「近藤所持阿州吉川六郎源祐芳 幕臣新選組隊長近藤勇捕イラレ斬首ノ上獄門トナル一夜下僕首ヲ盗ミ生前ノ愛刀ナリシ此ノ刀持チテ會津ニ走り密カニ葬ル 余郷土ノ歴史ニ関心アリ諸々ノ寺社佛閣ヲ尋ネシ所 コノ史実ヲ知リ首級ノ碑ヲ建テ此ノ刀ヲ受ク 陸軍少将 若松市長松江豊寿」と記されています。 覚書の主である陸軍将校・松江豊寿は、大正11年、会津若松市長に就任し、当時の世相にも怯まず白虎隊墓地広場の拡大等、会津戦争の旧跡を顕彰整備した人物。持ち去られた近藤の首は会津に埋葬され、松江豊寿がその碑を建てたとあります。今回は鞘に添付された覚書が見えるように展示します。

 拵えの鞘は、一見黒の石目地塗りに見えますが、実は同色の漆で雲が全体に描かれています。地味ながら高価な共蒔絵風に仕上げられており。下級武士が持てるような拵えではありません。

 当館では昨年4月、土方歳三の所用刀「大和守源秀國」を収蔵・展示しています。近藤勇と土方歳三の刀の京都での再会をぜひ、ご覧ください。  

                       

 
 
 
 
 
 
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