霊山歴史館
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2019年 勝海舟没後120年

龍馬と勝海舟をめぐる人々

2019年、勝海舟の没後120年を迎えました。
「日本の海軍」を開設したいと動き出した勝海舟と、勝の元で奔走した坂本龍馬、そしてその二人を取り巻く人々や新選組の資料も加え、当時の実像に迫ります。
政治の土台は経済だという勝の思想を形にした龍馬。出会いが幕末史を変えたと言っても過言ではない二人にスポットを当てます。

展覧会 「龍馬と勝海舟をめぐる人々」
期間 10月2日(水)〜1月26日(日)
休館日 12月31日(火)、1月1日(水)、1月14日(火)
※会期中は上記以外は開館しています。
時間 午前9時~午後5時30分(入館は閉館30分前まで)
入館料 大人900円、高校生・大学生500円、小中学生300円
団体料金(20人以上)は各100円引き
友の会会員は無料(会員証提示)
優待 クーポン券または本展チラシをご持参いただくと、上記団体料金でご入館できます。
【お願い】 開館日等詳細は変更になる場合がありますのでご来館前に 開館案内カレンダーや電話でご確認ください。電話:075-531-3773


【開催にあたって】
2019年は勝海舟の没後120年で、海舟の母が主人公のドラマ「小吉の女房」が放映され、夏には大田区に勝海舟の記念館が開館するなど海舟に注目が集まっています。
幕臣だった海舟は、「かけとめん ちひきのいかり つなをなみ ただよふふねの 行えしらずも」と詠んでいます(『錨自画賛』霊山歴史館蔵)。徳川幕府の衰退ぶりを、行く先も分からずに漂流する船に例えて憂いていたのです。
一方、坂本龍馬は文久2年(1862)3月に土佐藩を脱藩し、これから進むべき道を模索していました。そんな時に海舟と出会い、惚れ込んだ龍馬はその場で弟子入りしました。 
その後、海舟は以前から思い描いていた「日本共有之海局」(海軍)を作るために動き出し、神戸海軍操練所を開設、龍馬は海舟の手足となって奔走しました。そして海舟が失脚すると、龍馬はそれまでに得た航海術や海軍の知識を生かし、慶応元年(1865)閏5月、商社である亀山社中を結成します。これは政治の土台は経済だという海舟の思想を、龍馬が実行に移したものでした。
さらに龍馬は薩摩藩の庇護を受けていた亀山社中を発展的に解消し、土佐藩の外郭団体である海援隊を結成、大政奉還実現への足がかりを作りました。また海舟は西郷隆盛と談判し、江戸城無血開城を実現させました。このように勝海舟と龍馬が幕末史を変えたといっても過言ではないでしょう。
この特別展は2人を取り巻く人々に新選組の資料を加えて構成しております。
         令和元年(2019)10月吉日  霊山歴史館

【主な展示資料】
■坂本龍馬と勝海舟
・昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)に献上された坂本龍馬の写真
・坂本龍馬 肖像画 公文菊僊(くもんきくせん)画
・特殊造形 坂本龍馬像 寄贈・制作 相蘇敬介氏
・坂本龍馬 書状 高松太郎宛(京都・川本文庫蔵)
・坂本龍馬 書状 岡本健三郎宛(京都・足立家)
・勝海舟 自画賛 咸臨丸(かんりんまる)
・咸臨丸 模型
・咸臨丸 内部解剖図(原画所蔵:船の科学館 作画:谷井健三氏)
・勝海舟 錨(いかり)自画賛
【初公開】勝海舟 詩書 横山安武の諌死(かんし)を聞きて
【初公開】勝海舟 詩書 述懐
・勝海舟 書状 大隈重信(おおくましげのぶ)宛

■新選組と坂本龍馬を斬った刀
・近藤勇  所用刀 阿州吉川六郎源祐芳(あしゅうきっかわろくろうみなもとのすけよし) 刀身と拵え
・土方歳三 所用刀 大和守源秀國(やまとのかみみなもとのひでくに) 刀身と拵え
・桂早之助 所用刀 坂本龍馬を斬った刀
・桂早之助 所用刀 宇多国房(うだくにふさ)

■霊山と維新の志士
・霊山招魂社祭人名簿
・隠玖兎岐集(おくつきしゅう)
・京都東福寺薩摩藩士墓地建設時の絵図面
・東山霊山招魂社惣図

■幕末から明治へ 描かれた女性たち
・錦絵 木戸孝允(きどたかよし。桂小五郎)夫人 幾松
・錦絵 久坂(くさか)を追うお辰
・錦絵 千代田之大奥 婚礼
・錦絵 徳川時代貴婦人図
・錦絵 会津戦争記聞(娘子隊(じょうしたい))
・錦絵 官女習学図
・錦絵 鹿児島女隊力戦図

■龍馬を巡る人々
・武市半平太(たけちはんぺいた) 獄中自画像
・武市半平太 獄中書状 日下(くさか。島村外内(しまむらとない))宛
・吉村寅太郎 脱藩時に詠んだ詩
・那須信吾 戦死時の遺品 血染めの小旗、草鞋(わらじ)、印籠、銃弾、胴乱、印鑑
・河田小龍 朱竹屏風 一帖
・山内容堂 詩書 酔擁美人楼(すいようびじんろう)

■海舟を巡る人々
・山岡鉄舟 蒸気船画賛
・福澤諭吉 西洋事情
・錦絵 元治夢物語 佐久間象山暗殺
【初公開】木村芥舟喜毅(かいしゅうよしたけ) 小詩箋 旧武溪文庫
・勝海舟 短冊 山岡鉄舟、大久保一翁(いちおう)を悼む

■新選組と池田屋事件
・新選組袖章
・近藤勇 詩書屏風(京都・個人蔵)
・近藤勇 鎖帷子(くさりかたびら)
・新選組屯所模型 (新選組屯所 前川家子孫・田畑敏通氏制作)

■坂本龍馬と薩長同盟
・坂本龍馬 書状 本山只一郎(もとやまただいちろう)宛 
・中岡慎太郎 書状 本山只一郎宛 
・桂小五郎 都々逸(どどいつ) うめと桜
・西郷隆盛 詩書 官途逃れて
・海援隊発行 閑愁録(かんしゅうろく)
・海援隊発行 和英通韻伊呂波便覧(わえいつういんいろはびんらん)

■坂本龍馬と大政奉還
・徳川慶喜 一行書 長嘯一聲天地寛(ちょうしょういっせいてんちかん)
・山内容堂、秋月種樹(あきづきたねたつ)、後藤象二郎 合作詩書
【初公開】板倉勝静(かつきよ) 詩書 進思盡忠退思補過

■坂本龍馬の最期
・佐々木只三郎(たださぶろう) 詩書 桂早之助氏に贈る
・佐々木只三郎 血染めの鎖帷子
・今井信郎 所用刀 山城守源一法(やましろのかみみなもとのいっぽう)

■勝海舟と戊辰戦争
・勝海舟 詩書 小松帯刀(こまつたてわきわき)宛
・勝海舟 詩書 壮士決戦不顧死
・西郷隆盛 詩書 大山巌(おおやまいわお)に贈る
・西郷隆盛 書状 西郷頼母(たのも)宛
・錦絵 徳川慶喜公天保山乗船図

■幕末の刀剣と鉄砲
・桂小五郎 所用短刀 備前長船則光(びぜんおさふねのりみつ)
・瀬尾権三郎 所用刀 無銘
・桂早之助 所用刀 越前国住人兼則(えちぜんのくにじゅうにんかねのり) 刀身と拵え
・岡本健三郎 所用刀 近江守源久道(おうみのかみみなもとのひさみち)
・錦絵 鹿児島城山戦争之図
・西郷隆盛を介錯した刀(東京都・個人蔵)
・スペンサー銃
・傍装雷火銃(ぼうそうらいかじゅう)

※出展資料は変更になる場合がございます。